看護師になるには、専門学校や大学に入学し、看護師資格を取得する必要があります。
ここでは「看護師になるための学校に入るにはどうすればいいの?」という疑問にお答えします。
目次
- 看護学校に入学するには?
- 合格するための勉強方法
1.入試種別・試験科目の確認
2.過去問で傾向を掴む
3.面接対策
4.独学か、予備校か - 独学のメリット
1.自分のペースで勉強できる
2.お金がかからない
3.好きな時間、好きな場所で勉強できる - 独学のデメリット
1.進め方が分からない
2.モチベーションの維持が難しい
3.質問、相談できる人がいない - 予備校に通うメリット
1.勉強する環境が整っている
2.プロの講義が受けられる
3.最新情報が手に入る - 予備校に通うデメリット
1.費用・料金が高い
2.緊張感に欠ける - まとめ
看護学校に入学するには?
看護学校の一般入試の試験では、基本的には高校までに学習した「英語」「数学」「国語」などが出題され、また学校によっては「小論文」が出題されます。試験の難易度は看護学校によって異なります。
筆記試験とともに、面接試験を課す学校も多くあり、面接試験では、看護師を目指した動機などについて質問されます。近年、筆記試験より面接試験を重視する看護学校が増えています。
合格するための勉強方法
入試種別・試験科目の確認
受験する学校によって、一般入試や社会人入試などの入試種別があります。まずは自分がどの種別の入試を受けることができるか確認しましょう。
試験科目も看護学校・入試種別によって異なります。数学のみの学校もあれば、英語が試験に出る学校もあります。やみくもに勉強するのではなく、まずは志望する学校の入試種別・試験科目を確認して、対策を行いましょう。
入試種別や試験科目は、看護学校のホームページや募集要項で確認することができます。
過去問で傾向を掴む
看護学校の過去問題は、学校に問い合わせることで入手できる場合があり、また過去問題集を取り扱っている書店もあります。志望する学校はどのくらいの問題数か、文章題の有無、グラフや割合の問題は…など、傾向を把握することで効率的に勉強することができます。過去問題は必ず確認しておきましょう。
面接対策
面接官に良い印象を残すためには、志望動機などで自己アピールをすることが重要です。願書に記入した志望動機をそのまま暗記するのではなく、自分の言葉でしっかりと伝えることも大切です。
独学か、予備校か
実際の試験対策を、参考書で独学でするか、予備校に通うか、迷っている方も多いのではないでしょうか。次に、それぞれのメリット・デメリットについてお話していきます。
独学のメリット
自分のペースで勉強できる
予備校での集団講義の場合、授業のペースが自分に合わない、といったこともあるかもしれません。独学であれば、そのようなことは起こりません。得意科目はできるだけ早く終わらせて苦手科目に多くの時間を割く、といったことも可能です。自分に合った勉強のペースを作って、効率的に勉強を進めることができます。
お金がかからない
予備校に通うには、当然ですがお金がかかります。独学であれば、必要なのはテキスト代程度です。たとえカフェで勉強したとしても、予備校と比べると費用面での大きな違いがあります。入学後の学費の事を考えると、出費を抑えられるのは大きなメリットです。
好きな時間、好きな場所で勉強できる
予備校は時間割が決まっているため、通学する、もしくはオンラインでその時間に講義を受講する必要があります。独学であれば、好きな時間、好きな場所で勉強することが可能です。スキマ時間などを活用できるのも独学のメリットの一つです。
独学のデメリット
進め方が分からない
勉強のペースを自分で決めて実行するのはなかなか大変です。計画したペース配分で良いのかどうかも、自分で判断しなければなりません。
参考書も書店やネットに大量にあるため、どれが自分に合っているのか、またオープンキャンパスや説明会などの情報も、自分から探しに行かなくてはなりません。
モチベーションの維持が難しい
「自分のペースで勉強できる」ということは、逆に言うと「自己管理をしないといけない」ということです。ついつい楽な方に流されてしまっても、止めてくれる人がいません。
反対に、予備校であれば受験勉強を頑張っているライバルが、モチベーションを上げてくれるかもしれません。
質問、相談できる人がいない
独学の場合、分からないことや不安なことがある時も、一人で考えなくてはなりません。予備校であれば、友だちや先生に相談することができます。
勉強で分からないことも、誰かに聞けばすぐに解決することもあります。不安なことも、誰かに相談するだけで気持ちが楽になるかもしれません。
また、自分の「理解度」を自分で客観的に測るのはとても難しいことです。自分が本当に理解しているか、予備校は小テストなどでチェックすることが可能です。
予備校に通うメリット
勉強する環境が整っている
家族がいて集中できないなど、自宅では勉強しづらい方の場合は、予備校での勉強が適していると言えます。予備校は受験勉強や情報収集のための環境が整っていて、自習室が利用が可能な場合もあります。
プロの講義が受けられる
独学との最大の違いは、プロの講義が受けられる点です。試験の傾向を踏まえた授業、分かりやすい解説など、プロの講義を受ければ学力の飛躍的なアップも可能です。
最新情報が手に入る
看護学校の入試に関するデータが、予備校にはたくさん揃っていて、タイムリーに最新の動向を得ることができます。
予備校に通うデメリット
費用・料金が高い
予備校は学力アップへのメリットが大きい一方、どうしても費用が高くなりがちです。模擬試験や夏季集中講義などが追加されると、さらに費用がかさむこともあるので、事前に確認が必要です。
緊張感に欠ける
ひとりの講師が複数の生徒を指導するのが、予備校の一般的な授業スタイルです。高校などと違い、授業中に寝てしまったり、授業を休んでしまっても咎められることはありません。予備校に通っているだけで勉強した気になってしまうと、成績アップは望めません。
まとめ
受験勉強をするうえでのポイントについて解説しました。
最終的には、ご自身の状況やレベルによって、対策方法は異なります。自己管理がきちんとできて、身近に相談相手もいる方は、自分のペースで効率的に勉強できる独学を中心に、ある程度強制的にでも勉強したい方は予備校を中心に考えながら勉強しましょう。
それぞれの良さをうまく活用しながら、受験合格を目指して頑張ってください。